■深水バンダムの概要

DVDで概要をご説明します。画面をクリックしてご覧ください。

■深水バンダムの使途

  1. 公共事業分野
    コンクリート桝メーカー等が「新規桝とバンダムを一体」で販売するとき。
    会社別の規格やご要望に合わせて作れます。
    大型水田に対応する機種、機器を揃えています。
  2. 民間需要分野
    農家様が、今お使いの落口桝そのままで、木板に代えて「バンダム」を使うとき。
    今お使いの桝の、サイズに合わせて作れます。
    コンクリート製桝、プラスチック製桝を問わず、制作出来ます。

■深水バンダムの構成

深水バンダムは水位調整器の総称で、バンダム・ベンチ・ステッキの3パーツから構成されています。

■深水バンダムの使い方

①受圧板

《下段に設置》

土圧で上端が傾きスライド板を押す
田面より2~3cm以下に設置すること
②スライド板

《中間に設置》

昇降させてミリ単位の水位調節を行う
水圧・土圧の掛りが弱くてスライド板が、ズリ下がるときは、廻りの土を板に寄せて、手か足で押圧する
③深水板

《一番上に設置》

深水20cmに不足の時上に載せて使用する
  • ・代かき
  • ・除草剤散布
  • ・冷害危険期
    時に使用する。
④ベンチ

《最下段に設置》

受圧板と桝底の間に設置する
⑤ステッキ
立ったまま昇降操作部を引上げ押下げする。水漏れあるときは土をかぶせて押圧すると止まる。
水なしの状態
〈浅地下2号〉
水位5㎝の状態
〈浅地下2号〉
水位20㎝の状態
〈浅地下3号〉
落水の状態
〈ベンチのみ〉
水位20㎝の状態
〈深地下2号〉

■深水バンダムの優れた特長

  • 今、使用中の桝に使える
  • 1枚の板をスライドさせ希望の水位をピッタリ実現
  • 塩ビ製で長持ち
  • 精度が良く水漏れが無い
  • 田面と排水溝の落差が小の時に使う。桝にも使える。
  • 屈まずに出来る

■参考資料

1. 原理

受圧板の下側を突起物で支えて、土圧が掛かると上側が斜めに傾き、隣接してある板(スライド板)を押圧し、ズリ下がらないように位置固定をするシステム。
スライド板昇降時のハズレ防止ストッパーが受圧板上部とスライド板下部に付いている。
受圧板の裏側には浮き上り防止ストッパーもついている。

2. 水位調整能力

単位:

浅地下2号(2枚1組) 浅地下3号(3枚1組) 深地下2号(2枚1組) 田面位置











93

213

223

3. パッケージ

  • 受圧板には側面に「水田側」の記しと上端部に「▲上」の記しが付いています。
  • スライド板には側面に「排出口側」の記しと上端部に「▲上」の記しが付いています。
  • 深水板を合わせた3枚全てに製造月日等が記されたシールが貼ってあります。
  • 取扱説明書が入っています。
  • 受圧板とスライド板の両側上端部を白テープで束ねてあります。
  • 全体をラッピングしてあります。